大学院生として - 野口亜弥(留学3年目)

今年で留学3年目を迎えることになりました。Franklin Pierce University でプレーしています、野口亜弥です。

私は今年の9月から同大学の大学院で勉強をしています。専門はMBAのリーダーシップです。今年は他の留学生とは違い、大学院生として大学のサッカー部でプレーさせていただいたので、そちらについて書こうと思います。

アメリカの大学では、Eligibilityという、簡単に言うと「大学でプレーできる権利」というものがありまして、このEligibilityが残っている限り、大学院生であろうと、その大学の系列に通っている限り、大学のサッカー部でサッカーが出来ます。このEligibility はフルタイムの学生としてどれほど授業をとっていたか?というのが基準で計算されて行くのですが、私は、日本の大学の4年生の時に、あまり単位を取らなくても卒業できたので、その期間(2セメスター分)がまるまるパートタイム扱いになり、今年の秋学期まで大学のサッカー部の一員として、大学院に通いながらプレーができていました。

余談ですが、、、最近、アスレティックに力を入れている大学では、通常の大学の授業を専門科目に特化して3年で終わらせるカリキュラムを提供し、残りの2年間を大学院で勉強するという形を取る学校も増えてきているみたいです。そうすると、Eligibilityを残したまま、大学院まで卒業できるということで、選手にとってもアスリート奨学金をもらえるチャンスが大学院まで広がりますし、コーチにとってもいい選手と計5年間共に戦えるとなると、両方にメリットがある形だそうですよ。

私の大学院は最近流行りになってきた、インターネット中心で授業を進めていき、2週間に1度クラスに参加してディスカッションをしたり、講義を受けたりする大学院です。自分の好きな時間に授業に参加できるということもあり、社会人で仕事をしながら受講している学生が多く、日々、社会経験の乏しさにあたふたしています。ですが、様々な職種の社会人の方々とビジネスについてディスカッションできるのは非常に勉強になります。

もう一つチャレンジなのが、読み、書き、調べごと、が本当に多いです。これがオンラインコースの特徴なのか大学院一般的な特徴なのかどうか良くわかりませんが、先生が教壇の前で説明してくれるわけではないので、自分で読んで全て理解し、書いてディスカションして、ケーススタディーを調べてそこから学びなさい。という感じで、ネット住民になっています。おかげでE-mailの返信はとても早くなりました、、、。

長々と大学院のことを書いてしまいましたが、サッカーシーズンは、去年よりはチームワークも成績も良かったけど、総じてそんなに良い結果は出なかったので、あまり書く事もありません。結果ももちろん大切なのは重々承知の上ですが、今年は、「そろそろシャン!としなきゃー」と自分にプレッシャーをかけ、いろいろチームメイトに声をかけたり、チームが良くなるために発言をしてみたりしました。ちょっとリーダーシップを意識して自分にはっぱをかけてやり通せたシーズンでしたので、その点においては良かったのではないかと思います。

1月からは、自分の住んでいる寮の学生長官みたいな、学校内のコミュニティーサービスのバイトも決まったので、ちょっとずつできることを広げながら、引き続き楽しんで行きたいと思います。

野口亜弥

写真は私の学校の自慢。自然!(ド田舎を英語の表現でMiddle of nowhere とよく学生が言っています。)と、チームでご飯会した時のです。