愛の近況報告です。

こんにちは。Southern New Hampshire Universityの大学院に留学しているオズ(井上愛)です。アメリカ生活1年目ですが、コロナの期間にオンラインで授業を受けていたので大学院生としては2年目になります。

 

アメリカに来てから3か月、振り返ってみると色々な経験をしたなと感じています。今の生活の軸になっていることとして、サッカー、授業、RAの3つについて振り返りたいと思います。

 

まずサッカーについて。コロナの影響で1年以上チームとしてのブランクがあり、半数以上が初対面という状況の中で活動がスタートしました。お互いの特徴を知ることや戦術をすり合わせることの難しさはありましたが、逆に一からチームを創り上げるという点では貴重な経験ができて面白かったです。アメリカの大学リーグは期間が本当に短くて1週間に2~3試合あるので、コンディションを維持する難しさも感じました。足首の怪我で途中2週間ほど離脱してしまいましたが、それも含めて良い経験になりました。全体の結果としては、レギュラーシーズンでチーム史上初のタイトルを取ることができました!また個人としても出場機会を多くいただき、最後にはNE10リーグのDefensive Player of the Yearに選ばれることができました。コーチやチームメイト、友達、家族、そして何よりみーみさんとかなぴーさん、サポートしてくださったすべての方々に感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございます。ただプレーオフでは初戦で敗退してしまい悔しい思いをしました。チームの目標であるプレーオフでのタイトルに向けて、来シーズンこそしっかり結果を残せるように引き続きやるべきことを積み重ねていきたいと思います。

 

次に授業について。私はTESOLを専攻していて、ノンネイティブスピーカーへの英語教育について学んでいます。クラスメイトのほとんどは昼間に仕事をしているので授業の時間帯は夜。サッカーの練習後に急いで食事をとって授業に向かうという生活をしています。1年間オンラインで授業を受けていたものの、初めてのアメリカでの対面授業はとても緊張しました。それに、予め分かってはいましたが、課題の量がとにかく多い。毎週課されるリーディングの量がとにかく多くて正直毎回追い込まれています(笑)。ただ私のクラスは少人数で質問もしやすい雰囲気なので、分からないことは必ずクリアにして1つずつ壁を乗り越えるようにしています。ディスカッションが求められる場面ではまだまだですが、自分ができること・できたことに目を向けて自信をつけていきたいです。

 

最後にRAについて。RAはResident Assistantといって、簡単に言えば寮長のアシスタントをする役割です。RAはキャンパス内のアルバイトの一つで、寮に住む学生が安全に暮らせるように注意を払ったり、学生同士のつながりを作るためにイベントを開催したりしています。コロナの期間にチームメイトからRAの話を聞いて、せっかく留学するなら何かプラスαで挑戦しよう!と思って勢いのままオンラインで面接をし、詳細の仕事も分からないまま渡米前に採用されてしまいました(笑)。アメリカに来た直後はRAの研修が毎日あり、サッカーのプレシーズン期間とも重なり忙しすぎて「なんでRAに立候補したんだろう」と正直最初の頃は自分の選択を後悔していました。でも物事なんでも捉え方次第。「どうしたら学生たちが快適に寮生活を送れるかな」と能動的に考えるよう意識を変え、他のRAの子たちの助けもあり、今では寮内のコミュニティ創りを楽しんでいます。思い切ってRAに立候補してよかったです。

 

 

ここまでのアメリカ生活を振り返ってみて、大切だなと思ったことが2つあります。

 

一つ目は「自分から助けを求めること」です。

アメリカに来てから、「あ、私って人に助けを求めるの苦手だな」と気づかされました。というのも今までは困ったことがあってもまず自分で何とかしようとしてきたし、それで大体のことは何とかなってきた(なってきたはず(笑))からです。でもアメリカではまだまだ新参者。なのに自分でも意識しないところで「英語が伝わるか不安だな」とか、「迷惑だと思われないかな」とか考えて一人で抱え込んで、知らず知らずのうちにストレスをためていたと思います。チームメイトに“Always ask.”と言われた時にハッとしました。周りにどう思われるかなんて変なプライド張ってないで、自分からどんどん人に聞いた方が効率的だし、周りとのコミュニケーションも増やせるし、シンプルだけど大事だなと気づくことができました。

 

二つ目は「目の前の一歩を大事にすること」です。

アメリカに来た当初、周りのすべてのものが新鮮で刺激的で、まるで子供に戻ったような気持ちになりました。それと同時に自分の無力さを感じる日々でもありました。買い物をすることも、バスに乗ることも、電話たった一本かけることも、日本では簡単にできていたはずのことが何をするのにも時間がかかるし、メンタル的にかなりしんどかったです。そんな中でも「今日は自分から人に話しかけられたぞ」とか「今日はジムの使い方を覚えたぞ」とか小さな一歩に焦点を当てて、一歩乗り越えるたびに自分を褒めながら少しずつ自信をつけていくことができました。

 

 

最後に改めて、留学をするにあたっていつも応援してくれている家族、友達、サポートしてくれている方々、特にみーみさんとかなぴーさんにはとても感謝しています。これからも感謝の気持ちを忘れずに日々精進していきたいと思います。

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