AIC直美のレポート(留学3年目)

留学3年目、American International Collegeで大学院に通わせて頂いています、野田直美です。私は今シーズンをもって競技生活を引退となりました。このシーズンは私自身、プレーヤーとしてサッカーに打ち込める最後のシーズンであり、自分自身にとって節目のシーズンでありました。今シーズンはHead Coachが変わったり、Final4まで進んだ昨年のシーズンとは打って変わって、チームとして結果をなかなか得られず、ストレスフルだったし、タフなシーズンでした。戦力がガタっと落ちたわけではなく、チームとして目指しているポゼッションサッカーを展開できていただけに、誰も腑に落ちない結果となったことにとても悔しさを感じました。私自身も最後のシーズンであるにも関わらずやるせなさを感じざるを得ずといったところでした。けれど、そんな中でも自分自身のやるべきことは変わらない、練習一つ一つを大切に取り組めたこと、コーチとのやり取りを積極的に持ち出場時間を獲得していったことは最後の最後で自分自身得たものを感じ、その中で、留学中に失いかけたサッカーの楽しさや自分自身が純粋にサッカーが好きだという気持ち、サッカーの楽しさ、サッカーを通して成長しようと強く思っていた気持ちを取り戻すことができ、最後は本当に「サッカーは楽しい」と感じている自分がいて、引退まで残り試合数が少なくなっていくにつれ、練習が終わって夜部屋に戻ると本当に寂しい気持ちになったりしていました。

そして最も大きな今シーズン得たことは、今回引退を迎えるにあたり、本当にたくさんの方々のサポートを得ていると改めて実感させて頂けたことです。これまで一緒に戦ってきたコーチ、チームメイトはもちろん、チームの外からも学校の友人、日本の友達、家族、American Familyのような存在の方々、教授まで本当に色んな方々がこれまでずっと応援してくださっていることを実感し、大して何も出来なかった私に、Big achievementだと賞賛してくれたこと、そんな方々の存在を実感できたことに本当に感謝の気持ちでいっぱいになりました。試合に負けたり、チームが試合に勝っても自分自身納得がいかないプレーをした時には、いつもそんな方々に対しても晴れない顔で試合後の挨拶に行ったり、というのが私だったけれど、引退を機に、感謝を伝えるべく人にはしっかりした表情をむけられるようになり、笑顔で感謝を伝えられるようになり、そういった感謝の気持ちを先に持つことができるようになりました。離れたアメリカでたくさん心配をかけ、日本から深夜にも関わらずインターネットで私の試合の中継を楽しみにして観てくれる家族にも、私自身がこの3シーズンで一番私自身が楽しんでプレーできチームもオーバータイムで勝利した試合を観てもらうことができて嬉しかったです。

日本での大学四年時の引退となった際に感じた「悔しさ」や「やりきれない思い」はなく、アメリカで大学院生としてサッカーを続け今回引退したときとは本当に「感謝の気持ち」で暖かい気持ちになることができ、これまでのサッカー競技生活、悔いがないとは言えないかもしれませんが、本当に“お腹いっぱい”という感じで、この機会を与えてくださり、make it happenさせて頂いたことに感謝の気持ちでいっぱいになりました。自己満足な部分が大きいかもしれないけれど、あの時、やりきれないまま終わりにしなくて本当に良かったと思ったと同時に、この機会・経験を実現させて下さった方々に感謝の気持ちしかありません。最後は本当に感謝の気持ちでいっぱいだった、American International Collegeでのこれまでの3シーズン、関わってくださった本当にたくさんの方々に、このblogを読んで下さる方々に、ありがとうの気持ちを伝えたいです。

ありがとうございました!

野田直美