ひかりの感想文です

この夏からジョージア州にあるClayton State Universityに大学院生として勉強している田口ひかりです。

生まれて初めてのアメリカの大学での生活、一言で言ってしまうと、このセメスターはバタバタしているあいだにあっという間に終わってしまったという感覚です。私はこの大学に入学する前に、マサチューセッツにあるかなぴーさんのお家にホームステイさせてもらいがら、英語学校に1年間通っていたので、大学に入学してもきっとみんなが言うほどは大変ではないはず、と待ちに待った大学生活に希望しかもっていませんでした。しかし、入学してすぐにその希望も自信も一瞬にしてなくなりました。教授の話しはもちろん、コーチやチームメイトの言っていることさえも理解できませんでした。先日アメリカの大学でサッカーをやっていた方とお話しする機会があったのですが、その方が「英語学校は趣味みたいなもんだよね。」と言っていたのを聞いてまさにその通りだと思いました。もちろん英語学校で学んだことは今の私の力になってるし、英語力が皆無だった私にはあの1年がなければここまでくることもできませんでした。しかし、英語学校で通用する英語と大学で通用する英語のレベルは大違いだ、と実感しました。最初は授業や人間関係など、この先どうなるのか、と焦りと不安しかなく、楽しむことすらもできなかったのですが、幸い人に恵まれ、その人達の助けを借りながらなんとかこのセメスターを無事終えることができました。

サッカーに関しても大変でした。というのも、去年1年はTOEFLの勉強しかしておらず、ほぼ1年間サッカーから離れた生活を送っていたので、フィットネスの方は戻っても”サッカー勘”を戻すのが大変でした。ただでさえ日本とはサッカースタイルも、選手のタイプも異なるため、それに慣れるのも大変なのに、それと同時にサッカー勘も取り戻すのには非常に時間がかかりました。結局自分の思うようにプレーできるようになったのはシーズンの終盤になってからでした。また、チームとしても厳しいシーズンで、負け試合が続いてばかりでした。もっとこうしたらいいのに、とかもっとこうして欲しい、という思いもたくさんあるのですが、英語の問題もあり伝えたいことの5割も伝えきれていません。ただ、サッカーに限らずですが、ここでは自分が自ら伝ようとする努力、助けを求めるアクションを起こさないとやっていけない、ということをこの5ヶ月を通して学びました。自分の英語が、とか、相手の迷惑になるから、など考えてなにもしないと誰も助けてくれないし、分かってもらえません。このセメスターを振り返ると反省点しか見つかりませんが、勝手も分かってきたことだし、来セメはこの反省を生かして、もっと自分から積極的に、自分の目標をしっかり達成できるように頑張ります。

最後に、こうやって貴重な体験ができているのも全てかなぴーさん、おばばさんのおかげです。本当にありがとうございます。お二人に良いご報告ができるように頑張ります!