二年間の留学を終えて【小林美優】

Hesston College に通っていたみゅうが卒業したので、留学のまとめの感想文を掲載します。


2012年の8月からカンザス州にあるへストンCollegeに留学させていただきました。二年制の短期大学で学生が約300人前後の小さな大学です。人と人との距離がすごく近く、すれ違う人皆知り合い、友達という小さなコミュニティでの二年間、今までに経験したことのないようなこと、沢山経験させていただきました。

ブリッジに初めて参加したのは3年前の冬、そこから留学を意識し始めはいたものの、どうしようと悩み続けた末、二年前の冬いきなり留学に行くと当時通っていた大学を辞め、その年の夏に渡米しました。周りの人には正直すごく迷惑かけました。けれど、留学を終えた今、本当にあの時の決断は間違っていなかったなと思うし、ブリッジを通じてアメリカに行けてよかったなと心から思えます。その時迷惑をかけた周りの方々と母が背中を押してくれたから、思い切って飛び込めたし、今年の5月無事にアメリカの大学を卒業することが出来たこと、誇りに思うし、本当に感謝しています。

アメリカ1年目、ザ・アメリカ人とルームメイトになり、苦労と我慢の日々。ルームメイトの男遊びに振り回されるが英語が全く喋れなかったので良いように使われていました。今思えば日本人(みゅう)=なんでもしてくれるみたいに思われてたと思います。サッカー部で何故かすごく期待されてる状況に驚いたけど、チームメートのプレーを見て納得!!へストンカレッジは短大リーグに所属していて、レベルはそこまで高くないチームでした。ヘッドコーチもサッカーを楽しんで!!という方だったので、皆が皆をサポートして、楽しくのびのびとサッカーをしよう!というチームでした。初心者の子も居ても皆助け合いすごく雰囲気が良く、楽しくサッカーをすることができました。

英語が全く喋れなかった自分は練習中、試合でコーチの言ってることが分からなくて何回も皆に聞いたり、書いてもらったり、チームメートには沢山助けてもらいました。そんな中でも、コーチ、チームメートにサッカー面で信頼を置かれて居たので、ボランチ、トップ下でプレーさせていただいたり、チームの子に個人的にボードを使って戦術を説明してたときに、皆みゅうの話を聞け!!っていってぐでぐでの英語で説明する自分の話を真剣に聞いて、理解してくれました。2年目には3人いるキャプテンのうちの1人に選ばれ、試合でキャプテンマークをつけさせていただきました。

サッカー以外にもチームでのアクティビティが沢山あって、コーチの家で日本料理をチームメートに披露したり、ボランティア活動をしたり、アイスホッケー、インドアサッカー(フットサルのようなもの)の試合を見に行ったりと色々な事をしました!!どれもひとつひとつすごく楽しくて、チームメートとの仲を深めることが出来ました。


学校自体、全寮制だったので、学校でのアクティビティも沢山ありました。貴重な日曜日OFFだったのに、叩き起こされて行くよ!って時以外は楽しめました!!


逆に大変だったことは、授業について行くということでした。宿題、課題、テスト、、、などに追われて毎日毎日寝るのは1時、2時で徹夜することもありました。部活をやりながらだったので、時間を上手く使うということが最初はすごく大変でした。試合会場にいくバンの中で教科書を開いたり、図書館が閉まるまでこもってたりと日本にいた時では考えられない生活をしていました。毎回クラスの単位をほぼフルで取っていたので土日まるまる勉強ということもありましたが、勉強、部活、勉強、勉強、、、という生活はすごく充実していました。最後の最後のセメスターでGPA3.7取れたり(二年間の平均3.4だったんですけど)意外と勉強頑張ってました。二年間の留学生活で、勉強が好きになれた気がします!!やっと慣れてきた時にはもう卒業の時期でした。本当に時間が過ぎるのはあっとゆうまで、卒業したときもう二年間終わってしまったのか、という気持ちでした。

本当は卒業後に四年制大学に行くことが6月の時点で決まっていました。しかし、そこには行かず日本で働くことを決意し、日本に帰ってきました。もっと沢山の事を勉強したかった、文化に触れて見たかったという気持ちは大きかったのですが、今度は自分の力で道を切り開こうと決め、今回の決断に至りました。まだまだ、英語を勉強したいと思っているので、英語を活かした仕事をしようと考えています。

まだあまり実感がわかないけれど、アメリカで沢山の人と出会い、沢山の初めてを経験したこの二年間は自分にとって一生の宝物です。どれだけ成長したのかとか、全然わからないけれど、自分の世界観が広がったり、物事の見方は二年前と比べて大きく変わったと思います。

長くなりましたが、これからブリッジに参加する人、ブリッジを通じて留学する人、考えている方、いろいろいると思いますが、たった少しの時間でも、人生変わると思います。don't be afraid to challenge!!! 新しいことに挑戦してみることは本当に大切な事だし、これからに必ずいきると思います。


最後に卒業の時、あなたにとってのHOMEとはなんですか?という質問をされました。みんな答えは色々あったのですが、1番多かったのが、Hesston Collegeという答えでした。慣れ親しんだ場所と先生、友達との別れはすごくさみしくもありましたが、「また帰っておいで、あなたの家族がいるHOMEへ」とあたたかく送り出していただきました。いつしか、へストンカレッジは私にとってまた別のHOMEになって、そこで出会えた人たちは家族になっていました。

そんなことができたのも、ブリッジのツアーに参加して会えた人々のおかげです。留学前、留学中、様々な面でサポートしていただきました。怒られることの方が多かった私ですが、その分刺激も沢山受けました。

この場をお借りして、ブリッジのみーみ、へストンを紹介してくれたかなぴー、運営などを担当してくれているあやさん、ブリッジで出会った方々に感謝の気持ちお伝したいと思います。本当にありがとうございました。

またいつか、会える日をたのしみにしています。