あかりの感想文です

留学一年目、peninsula college に通っている星野あかりです。
ポジションはゴールキーパーです。

アメリカに渡って約5ヶ月が経ちました。この5ヶ月は長かったし早かったです。
この期間での出来事、感じたことをこのレポートに全て書くことはできません。ここに書ききれないほどの思いと伝えたいことと思い出があります。なのでここには特に伝えたいことだけ書きます。

最初ここにきた時は、英語はもちろんできなかったし、生活のこともよくわからない状態でした。次の日のスケジュールもよくわからず、常に何が起きてもいいようにユニフォームをきて荷物を多くもっていました笑

ここに来る前、どんな生活が待ってるのかどんな感情が待ってるのか不安もありましたがワクワクしてたのを覚えています。
今思うとよくあんだけ未知の状態でアメリカに来ようと思ったなと自分でも思います。

今は最初よりは少し英語も話せるようになってきて(まだめちゃくちゃだし単語とか全然わからないですが)、チームメイトや友達とコミュニケーション取れることが増えてきて楽しいです。
といっても最初は本当にほとんど何言っているかわからず適当に頷いたりYESって言ったりNOって言ったりしてました。
後はごまかし笑い得意になったと思います。
適当だったおかげで勘違いされてることなんてほとんどだったと思います。笑

アメリカ人との生活は、最初の方は特に、毎日が驚きでした。
文化の違いや個性の強さ、予測不能の奇声。日本人とは確実に違うのでうるさいな、なんでそうなる?って時も正直あるんですけどでもルームメイトもチームメイトもとても優しい人たちです。
どれだけみんなに助けてもらったかわかりません。周りの人の優しさに助けられてなんとかやってこれました。

秋学期はインターナショナル用の英語の授業をとっていました。次のクオーターも引き続き取る予定です。クラスは5人の少人数でしたが自分にはありがたい環境でした。同じクラスの生徒はみんなアメリカ人ではなく、中国、マレーシア、ベトナムとアジアの生徒でした。みんな完璧に英語を喋れるわけではないので一緒に勉強していく感じが楽しかったです。と言ってもみんな自分より全然英語力あるんですけど。

サッカーの方は最初は本当に苦しいことが多かったです。
私はキーパーにしては身長が小さくここに来る前もこの身長でアメリカはなかなか難しい部分もあると言われていました。でも自分の中では小さいからこそ海外で力をつけたくて(他にもいろいろ理由はありますが)、アメリカを選択した部分があったので、アメリカでサッカーできることが単純に嬉しかったです。
そしてシーズン中に1番感じたのは、感謝の気持ちを持って物事に取り組むということの本当の意味です。
今までも感謝の気持ちを持ってプレーするということは自分の中の基盤でした。
でもここにきて、今まではわかっているつもりだったんだなってすごく実感しました。
シーズン中、しんどい時なかなかありました。うまくいかない時もそうだし、学校が始まってテスト勉強と宿題と授業とサッカーのことが重なるとすごいストレスかかるんです。
でも日本で応援してくれているたくさんの人のことを思うと、絶対に文句なんて言えないし、弱気になってる場合じゃない、立ち止まってる場合じゃないってなるんです。
どんな時も、そういう人達に恩返ししたいと思うと前向きに頑張れました。
ここにきて今までにない経験をして、苦しいことがあった分、自分は本当に恵まれていて、たくさんの人が支えて協力してくれていて応援してくれていることを実感しました。
簡単な道のりではありませんでしたが、なんとかシーズンはスタメンで出してもらい、
チームとしては、地域リーグ優勝、3年ぶり、3度目のNWAC優勝という成績を残すことができました。
個人的にはNWACのオールスターにも選んでいただき、一年目から貴重な経験ができました。

今は冬休みで時間もありリフレッシュしつつ身体動かしつつ勉強しつつって感じで過ごしています。
年が明けたらまた学校も練習も始まります。
自分の中で来シーズンは難しいシーズンになるんじゃないかなと感じています。
またいい報告をするためにオフシーズンも目標もって取り組みたいと思います。

自分はまだまだ経験も少なく伝えられることも少ないですが、もし留学に興味があって挑戦できる環境にいるなら、勇気をもって踏み出してほしいです。
一歩外の世界を見て、感じて、体験するだけで世界観も価値観も変わります。
実際に自分も変わりました。たった5ヶ月でもアメリカに来る前の自分と違うのが自分でもわかります。
環境が全てとは決して思わないし、言いませんが、何かを変えたい自分がいるなら留学はその1つの手段だと思います。
留学をゴールにするのは違うけど、留学を自分が成長するための道具にするのは悪いことではないと思います。
英語が喋れなくても、コミュニケーションが苦手でもいいんです。
何かやりたいことがあるなら、変わりたいと思うなら挑戦するべきだと思います。
周りに知ってる人がいなくても、言葉通じなくても、与えられた場所でもがいていれば、頑張れば、そこでしか得られないものを必ず得られるし、そこで出会うたくさんの人たちと感じたことのない新しい感情、経験ができます。
まずは一歩踏み出すこと。それさえできればあとは何とかするしかないし意外と何とかなります!
もちろん一人の力では難しいこともありますが、自分の意欲、姿勢、積極性次第で周りの人は助けてくれます。
それに挑戦できる環境にいることのありがたさを大切にしてほしいです。
なので少し勇気も振り絞って、自分を信じてみてください。その少しの一歩が大きな一歩につながると思います。

私もまだまだ未熟だし経験も少ないです。
ここからさらに成長していけるようにいろんなことにチャレンジして失敗と成功を繰り返して進んでいきたいなと思います。

本当に貴重な経験をたくさんできているのは、親をはじめ、みーみ、かなぴーさん、その他たくさんの方々のおかげです。
本当にありがとうございます。
これからも自分なりに精一杯やっていくのでよろしくお願いします。