National Girls & Women in Sports Day: A Girl Power Celebrati

girlsoccer2008-02-18

National Girls & Women in Sports Day: A Girl Power Celebration

かなぴーの所属するニューヨークマジックは、ナショナル女性(&少女)スポーツデーにちなんで、2月2日と23日にニューヨークの貧しい地域(2日はハーレムで)の少女たちのためにサッカー教室を行っています。
女性スポーツが他の国に比べて進んでいるアメリカでも、少し貧しい地域では、少女たちがスポーツをする機会は激減します。アメリカのそれなりに裕福な家の少女たちは、幼い頃からさまざまなスポーツチームの所属し、親が送り迎えをし、必要なスポーツ道具は揃えられ、、、、という環境にいる中、特に、貧しい国からの移民を中心とした地域では、少女たちは、幼い頃から兄弟の面倒を見たり、家事を手伝ったり、家計を助けるために働いたり、とスポーツに触れる機会があまりないのが現実です。そういった少女たちが、10代の早い時期に妊娠してしまったり、学校を退学になってしまったりということは、前から問題にもなっています。
そんな少女たちに、ナショナルガールズスポーツデーをきっかけに体を動かすことの楽しさを知り、スポーツに関わっていくことで、夢や目標を持ったり、生きがいや友達を作ったりする機会を与えようというのがこの企画の(大まかに言った)目的。実際、Women's Sport Foundationが行った調査では、スポーツをしている少女の退学数や、幼い年での妊娠の数などが、スポーツに関わっていない少女よりはるかに少ないというデータが発表されています。
普段、大学の選手たちをコーチしているかなピーにとって、こういった少女たちとの時間は、ある意味とてもいい刺激になり、自分もこの子達からいろいろなことを教わります。この子達は、マジックが使っているちょっといいサッカーボールに感動します。マジックと入っているビブスを着てとてもはしゃぎます。ひとつひとつのことにとても感動し、全力で取り組みます。もちろん、サッカーをちゃんと教わったことのある子はほとんどいなく、経験者といっても道で男兄弟とボールを蹴って遊んでいるくらい。でも、その純粋にサッカーを(スポーツを)楽しむ姿勢、なんでも感謝してとり組む姿勢に、かなぴーはサッカーを教えながら、何か多くの大事なことを教えてもらった気がします。
男女混合だと、どうしても男の子がゲームを支配してしまいがちなこの年齢の少女たちに、安全にスポーツを楽しむ場を与えることはとても意義のあることだなとかんじ、小さなことからでもいいから、かなぴーも何かできることからはじめようと心に思った日でした。
この企画のホームページは、
http://www.nycgovparks.org/sub_things_to_do/upcoming_events/events.php?id=41096
です。