vs U-Mass その後が大変だった。

ローリー

10時からかなえのBeginner's Soccerのクラスに参加。10分前にグランドに行ったが、人が誰もいない。学期はじめの先週のガイダンスでは、20人くらい取っていたのに、とかなえ。教室に来ていないか、あやとキヨに確認に行かせる。「そこにいたら、今日の授業はアウトサイドだと学生に伝えて連れてきて」とかなえが一言指示。約10分後、ぞろぞろと生徒をぞろぞろと連れてきました。アヤたちは最初授業を取っている学生だと勘違いされ、説明にしどろもどろ。かなえの代わりで呼びに来たことを理解してもらうまでに、手間取ったんだって。
私たちとMHCサッカー部の子らが、授業を取っている生徒とペアになり、ウォーミングアップから開始。コーンを何回パスで通せるかの競争をして、フルコートゲーム。さすが女子サッカー王国アメリカ、小学校や中学校でサッカーをやっていた学生も結構いて、いい感じで攻撃。ゴール右上隅にループシュートを放つ。ナイスゴーーール!!と皆で盛り上げようとしたら、GKに入ったリット、GKとしてのいらないプライドが働いて、弾く。「初心者は成功体験が大切!お前は教育者だろうーー!」外で見ている日本人皆ブーイング。そしたら、セーブしただけではなく、ボールを持って、次々と初心者の女の子を抜き出した。まさにKY。きっと、外人のかわいい女の子に囲まれて、いかれてしまったらしい。「お前はヒデカかああーー!!」の一言に、ふと我に返り、近くの味方にパスをして、すごすごとゴールにもどっていきました。いずれにしても、授業を取った学生さんたちは、楽しんだようで、よかったよかった。
 その後、MHC Athletic DirectorのProfessor Laurie Priestの「マウントホリヨーク大学の体育教育とアスレティクスの歴史」を講演していただきました。全米の100人の教育者の殿堂にも入っているローリー。女性スポーツの発展に尽力してきた、とても包容力のある素敵な人物です。忙しい中、毎年私たちのために時間を作ってくれていて、感謝感謝。講義後の皆の質問もなかなかよくて、なかでも、「どうやって、監督を選考するのか」というリットの質問に、大学の運動部のコーチ(プロ)をどうやって選ぶかプロセスを教えてくれた。ひとつのポジションに、100以上の候補者が来て、それを数人の選考委員会で精査し、面接をし、実際に指導をさせ、大学の組織の中でやっているかどうか、学校にメリットがあるかどうかで、決めるそうだ。へー、監督になるのってそんな大変なんだ。かなえって、そんな中でまさに選ばれた人物なんだ。「かなえは、競技暦も高く、スミスカレッジでコーチ学の修士を取り、今PhDを目指して、海外の学会でもMHCの名前を名乗って数々の発表をし、人物的にもコミュニケーション能力が高く、計画性もあり、ビジョンを高く持ち、勉強とスポーツの両方を目指すマウントホリヨークの指導者としては、申し分ない候補者だった」というローリーの言葉に、思わず「WE WONDER.(何か、違う)」ま、そういうことにしておこう。皆、かなえってすごいのよ!
午後は、MHC女子サッカー部の選手が、皆をランチとキャンパスツアーに案内、植物園、図書館、美術館(すべて大学のもの)を巡ったそうです。そこで、大学付属幼稚園の先生、MHC日本ツアーにも着ていたTerraに会ったんだって。
ブリッジチームとしては、最後の試合となるU-Massへ。ナイター設備の関係により、アメフトの大きなスタジアムでゲーム。ラインに弱いヒデカ。おまけに、タッチラインエンドラインは、マーカー。果たして大丈夫か。アップ中にあやが捻挫。おー大丈夫か?と思ったけど、ピッチにいたトレーナーにテープを巻いてもらって、万事休す。サキもアズもテーピングなしでは、走るのもつらい状態。まあ90分の試合を3日連続してやれば、故障がないわけがない。D1のいい相手に、いい試合をしようとキックオフ。GKひでか、DFゆず、たまき、うらら、ハルナ、MFひろ、あや、キヨ、さき、FWまき、あず。立ち上がりから飛ばす。6分、アヤから左に流れたキヨが、ロングシュート。逆サイドのネットに突き刺さる!半年ゴールをしていなかったキヨが、2日で2点!サンキュー。相手も無闇に蹴らないで、グランダーでつないで来る。攻防が続き、22分バイタルに入ってきた相手が、振り向きざまにシュート。上の苦手なひでか、届かず同点。1−1でハーフタイム。後半も一進一退が続き、こちらのチャンスもあったが、25分、左サイドを攻め込まれて、相手のシュートが決まる。1−2。最後まであきらめず、皆も自分ができることを存分に発揮していたが、そのまま試合終了。結果は出なくて残念でしたが、皆、やりきった感はあったと思います。怪我の中がんばってくれてありがと。


さて、問題はその後。15人乗りのMHCバンを午後8時に学校に返さないといけないことがわかり、結局、かなえの交渉の結果、7人乗りのバンだけしかない。全部で17人。まあ、片道20分だから、ピストンしかないかな、、でもとりあえず、トライしてみるか、ということになり、後ろの座席をフラットにして乗り込んでみる。そしたら、詰めて詰めてなんと、17人乗ることができた!助手席の私の股の間にはヒデカ。警察が来たら、伏せろ!!って、いう練習もした。満員の車の中では、りっとの恋愛話の攻撃。途中、Walmartに寄って、夕飯を食べて、無事に生還。足が痺れてすぐに歩けない人も。やはりブリッジはこうでなくっちゃ。