世界女性体育スポーツ会議(南アフリカ)に参加して

girlsoccer2009-07-22

先週6日間、来年男子のサッカーワールドカップが行われる南アフリカに行ってきました。International Association of Physical Education and Sport for Girls and Womenという組織が主催する世界会議があって、この間の春に行った研究で "Games Approach to Promote Sports for Girls" というタイトルのプレゼンテーションをしてきました。

こういった世界会議で、私が一番楽しみにしているのは、人との出会い。もちろん他の人のプレゼンテーションを聞くことも楽しみですが、世界中から集まる、同じフィールドの、同じことにパッションを持っている人たちと会える事が本当に毎回自分を成長させ、本当に楽しい時間です。今回は、ニューヨークマジックの試合が週末にあったため、短期間の滞在でしたが、南アフリカ、ナイジェリア、シリア、イングランド、オーストラリア、、などなど、たくさんの出会いがありました。日本から参加した方々もいらっしゃって、南アフリカという地で、日本の女性体育、健康専門の方々にお会いできることができて、うれしかったです。そして、おもしろいことに、過去に別の世界女性スポーツ会議でお会いした方々と再会することもあって、更に交流深まりという感じです。

南アフリカは、まだまだ歴史が深く残る国でした。国の法律が変わっても、まだまだ人種による区分が多く残っていました。会議の行われた大学は、1980年代まで白人しか通うことのできなかった学校で、今でも、学生の多くは白人でした。そして、大学から空港までの道のりでは、道の脇に住んでいる多くの黒人さんたちがいました。ワールドカップが行われるということで、空港近くでは改正工事が行われたり、街もかなり近代化した部分はありましたが、人種の差、貧富の差がまだまだあからさまな国でした。もっといろいろな場所を訪ねたらまた違う印象もあると思いますが、数日滞在した中では、そういった印象でした。南アフリカの人たちは、のんびりしている人たちが多く、親切な人にたくさん出会いました。

プレゼンテーションは、思ったよりもうまくいき(?)無事に終了しました!

次は、5月にオーストラリアのシドニーでIWGの世界女性スポーツ会議が行われます。こういった活動にどんどん参加して、日本だけでなく、世界の女性スポーツの発展に役立ちたいです。

羽石架苗