大学監督としての2年目

girlsoccer2008-11-28

マントホリヨーク大学、監督としての2年目のメインシーズンが終了しました。何もかもが初めてだった去年1年目は、監督としての自分に自信がもてなかったり、選手たちとのコミュニケーションがうまくとれなくて誤解をまねくことがあったり、思ったように結果を残すこともできず、『経験』という言葉がぴったりの年でした。しかし、今年2年目は、多くの新入選手を迎え、新しいチームとしてまずまずのシーズンをおくることができました。
とりあず監督として自分に余裕が持てるようになったのが大きかったです。女子サッカーが盛んなこのアメリカでも、コーチ界はまだまだ男性が多く、その中でも、自分を失わないでリードを取ることができるようになりました。そして、選手たちとはダイレクト(直球)で正直なコミュニケーションを心がけました。思っていることをお互いにはっきり言い合い、その話し合いによってお互いをもっと理解することができ、その信頼関係がチーム全体に広がって、良いチームの雰囲気を作ることができるようになって来ました。試合中のコーチングについては、まだまだ課題が多いものの、欧米出身の男性が対戦チーム監督に多い中、彼らからも戦術を盗んでやろうと、いろいろ研究中です。シーズンはじめは、選手1人1人の特徴を見抜くことに時間がかかりましたが、シーズン終盤は、チームとしても良く戦えたと思います。結果的には、何年かぶりにプレーオフ進出を決め、準々決勝でPKの末に全米で15位にランクされている強豪に負けてしまって、シーズンを終えました。4年生が1人しかいない若いチームなので来年が楽しみです。

まだまだ監督として未熟なところも多く、チームもやっとスタートラインに立ったというかんじですが、焦らずに一歩一歩前に進んでいけたらと思います。

羽石架苗(かなぴー)