ナイスゲームの後は…

全員集合

午後6時から、ニューヨーク郊外にあるHofstra Universityで試合。今回の対戦相手の中での最も強豪という相手。昨日の逆転負けの教訓が生かされて、序盤から好調。前半終了間際に麻実のペナルティエリア付近からのミドルシュートがサイドネットにささって、1点リードでハーフタイムに。後半同点にされるがあわてることなく、交代したばかりのボランチのみずきがコーナーのこぼれをおいしく決めて2点目。40分には、左サイドバックのひらが上がってきて、絶妙なループパスを逆サイドに走り込んできたフリーの真央の目の前に。丁寧に決めて、駄目押しの三点目。皆が駆け寄ったマオの目には感激の涙、涙。そして、喜びの試合終了。3−1。やったね!
 幸せな気分で帰途へ。昨日合流した亮くん夫妻も一緒に電車で帰る。途中乗り換えるはずの駅に何故か止まらず、マンハッタンまで帰ることに。Penn Stationでいつもの7番の地下鉄に乗り換える。しかし、目的地のFlushingの半分くらいのWoodside(もともと乗り換えるはずの駅だった)でストップ。シャトルバス輸送をするという、淡々とした社内放送。Sorryという言葉は一言も聞こえず。乗ってるあんたが悪いって感じ。地下鉄に乗っていた全員がシャトルに乗るということで、人々は我先にとバスに乗りこもうとする。人種の坩堝のアメリカ、こんな時は、秩序なんかありゃしない。やっとバスに乗ったが、私と後ろのタマとさつきは、入り口のステップのところに押しつぶされながらかろうじて立っている状態。途中の駅で、降りる人が中からどーっと押してきて敢え無く外に出ようと思ったら、乗ってくる人がわさーっと入ってきて、間に入ったサツキが前後に押されてパニック状態。仕方がないから降りたら、2度と乗れない状態。後のバスを見過ごすと、数台後に、残りのわれわれの部隊が乗っているバスを発見。私達を見つけた部隊は、降りようとするが、あわててジェスチャーで戻れと指示。ここでも私達3人は乗れない感じだったが、大きなおじさんがタマとサツキを無理やり抱き上げてくれて、入り口のステップへ。タマとサツキの足はもちろん、宙に浮いている。「このオジサン酒くさーい」とタマ。親切とはいえセクハラとも言える?中はがらがらなのに、入り口だけ混んでいることに腹を立てた私は、'MOVE IN PLEASE!!'と後ろから叫びまくる。やっとのことで乗車。一緒にタクシーで乗りましょうかと言ってくれていた日本語のうまい中国人女性は置き去りにしてしまった。おじさんに抱えられたままのタマとサツキとはもう笑うしかない、、。混乱のバスの中で私達の笑い声だけが響き渡る。そんな状態で揺られてやっとのことで、最終駅Flushingに。着いたのが夜中の1時過ぎ。3時間半くらいかかって宿に到着。Northamptonより遠い道のり。何よりもアメリカを感じた1日となった。