アメリカサッカー留学1年目 福田真理香

girlsoccer2007-12-27

私は昨年のツアーからアメリカのサッカーに魅了され、ずーっとアメリカの大学でサッカーがしたいと思っていました。昨年1年間は悩みに悩み、それでも昨年はもう1年日本で試してみようと思いアメリカには来ませんでした。1年経って今年のツアーに参加して、自分はやはりアメリカでやってみたいという気持ちに改めて気づかされました。そして昨年から声をかけられていた、テネシー州のMcKenzieという小さな小さな町にあるBETHEL COLLEGEに来ることを決めました。

 BETHELでのサッカーはというと、もちろん芝ですが、施設は他の大学に比べると決して良いとは言えません。でもとても親切で優しいチームメイト・コーチに恵まれました。こちらに来て1週間位でシーズンが始まり、チームメイトの名前を覚えることすらできず、いきなり試合に出され、ハーフの真ん中を任されて、コミュニケーションのとり方もわからず戸惑いながらもやってやろうっという気持ちでやりました。試合を重ねるごとに少しずつチームメイトとのコミュニケーションはとれるようになってくると同時に英語が話せない自分と葛藤の毎日でした。とにかく何も言えない自分が悔しかったです。でも、コーチの早口英語を理解できなくても、それでも私の話に耳を傾けてくれて、私を使ってくれたコーチに本当に感謝しています。うちのチームはインターナショナルなチームで、アメリカ人が半分位、あとはカナダ・イギリス・ジャマイカ・ナイジェリア・日本と国も文化も全く違う人たちの集まりです。今まで一緒にサッカーをしたことない子たちとサッカーをやるのはかなり新鮮でした!!日本にはないものをたくさん持っていて勉強になります。でも国が違いすぎてぶつかることも何度もありました。それでも選手だけでミーティングしたりして、他のチームにはない、うちらのカラーで仲は良いです!アメリカでのサッカーは日本のように技術はないですが、速いしとにかくみんなタフです!!少しでも長くボールを持ったらけずられるし、最初の頃は毎試合あざだらけでした。それでも異国の地でサッカーをできていること、チャレンジしようという気持ちで毎試合とにかくワクワクして楽しかったです!!

 BETHELでの生活はというと、毎日新鮮なことだらけでした!授業はチームメイトに助けてもらったり、先生もみんな親切でいつも助けてくれました。小さい学校なのにインターナショナルの生徒が多くて、ブラジル・メキシコ・ケニアなどといった子たちともチームメイト以外で友達になり、それぞれの母国語を教えてもらったりして、とても貴重な経験をしているなぁっといつも思っています。そして小さい学校なのでほとんどの子たちとも顔見知りです。学校でなによりも苦しんだのが食べ物です。カフェテリアという日本で言うと食堂みたいなところで毎日ごはんが食べれるのですが、とにかく油っこくて、バランスも悪くて、毎日チキンが出て。。サッカーの遠征に行ってもジャンクフードやスナックなどといったもので、日本にいた時とは全然違う食事に私のお腹が慣れるのにはかなりの時間がかかりました。

 あとこちらで、チームメイトに連れられて毎週日曜日教会に行くようになりました。そこでアダプトファミリーになってくれるという家族に会いました。アダプトファミリーというのは要はアメリカのお母さん・お父さんですね、本当の娘のようにかわいがってくれています。私の今のアメリカでの生活の中でかなり助けてもらっています。

長くなりましたが、昨年散々悩みに悩んで、でも思い切ってアメリカにきて良かったなぁっと思います。それもこれも、全て周りの人のおかげです。留学を提供・交渉までしてくださったみーみ・かなぴーには本当に感謝しています。この2人に会えていなかったら、この2人と色々な話をしていなかったらきっとアメリカには来ていなかったと思います。そして、何より留学を許してくれて、いつも応援してくれている両親には本当に感謝の一言です。常に向上心と謙虚な気持ちを忘れず来年もチャレンジしたいと思います!!