品田彩来のサマーリーグレポート(留学4年目)

Lindsey Wilson Collegeの品田彩来です。今年で4回目のサマーリーグ参加。毎年同様、New York Magicでプレーさせてもらいました。また、4年目の今年はキャプテンとして任命され、より責任感ももって臨んだシーズンでした。
正直のところ、去年もマジックでプレーしていた選手で先発は「私だけ」という程、完全に新しいチームでのスタート。最初の何試合かは勝ちが全くなく、すごく苦しい時期もありました。

NYマジックは「マンマーク」が基本です。今のゾーンディフェンスが主流な時代の中でマンマークを徹底するチームはあまりみかけません。去年までの選手たちはNYマジックのプレースタイルに慣れていたこともあって、戸惑いは少なかったのだと思いますが、今年はほぼ全員が新しい選手だったこともあり、中々まとまることが最初はできませんでした。一時は本気で今年は最下位になるんじゃないかって心が折れそうになる程の大差で敗退することもありました。けど、その大差で負けた後から一人一人の意識がかなり変わり、少しずつ勝ち点を増やしていき、いつの間にかプレーオフ県内の2位になっていました。大差(0−7)で負けた対戦相手である1位のチームとも、2回目に対戦した時は0−0という明らかに違う試合をしていました。
最後の最後に勝たないといけない試合を負けてしまうことがちらほらあり、1ポイント差で3位に落ちてしまい、結局念願のプレーオフには行けませんでしたが、私が参加したこの4年間でチームにとって一番のシーズンになったことには間違いありません。チームメイトたちとも今まで以上に深く関われた気がします。ただ、プレーオフに届く位置にずっといながら負けてしまったことが未だに悔しいです。


今年はサマーリーグに参加しながら色んなことも同時進行していました。夏の授業をオンラインで3つとり、またチームのインターンシップをさせてもらいました。しかも宿題やらテストやら何やらと次から次へとやることのオンパレードの中、元Lindseyのチームメイト且つ、親友の子が同じくマジックに参加していて、NYCを網羅しようということで毎日色んなところへ行ってきました。その子以外にもチームメイトやブリッジ仲間の人たちと色な所へ行ったりピクニックしたりビーチに行ったり、と思い返すときりがないくらいです。間違いなく思い出がつまりにつまった最高の夏休みになったと思います。


今年の冬に卒業予定のため、来年の夏は正直NYマジックに帰ってこれる確証はありません。もしかしたら最後になるかもしれないNYを去るのがすごく寂しいです。マジックは、私が参加したアメリカで初めてのチームであり、多くのことを学ばせてくれ、人としても選手としてもすごく成長させてくれたチームです。離れることはすごく心が苦しくなることですが、選手にとってお世話になったチームへの恩返しは、違うチームに行っても活躍することだと私は信じています。

大学に戻って、まずは今シーズンを4年間で一番のシーズンにすることを目標に頑張りたいと思います。もっともっと成長して、色んな意味でNYマジックに恩返しをしていきたいです。

品田彩来