American International College MBA プログラム卒業 直美の感想文です。

野田直美です。多くの方々のサポートを頂き、今月末に3年在籍したマサチューセッツ州のAmerican International Collegeを無事卒業することができました。文化や言葉の違うアメリカで人間的成長をすること、自分自身の中でサッカーの競技生活に対してけじめをつけること、小学生の頃みた女子サッカーのW杯からずっと憧れていたアメリカの女子サッカーでプレーすること、アメリカの発展したスポーツマネジメントを体験し将来につながるヒントを得ること、英語を習得しいつか将来スポーツを通した国際的な貢献ができるようになる一歩を踏むこと、世界中に友達を作りネットワークを広げ、自分の視野を広げること、そんな想いを抱いて留学にワクワクさせていたのが3,4年も前になるのかと月日の流れをとても早く感じます。英語を通してサッカーと勉強に重点を置くつもりで渡米したこの3年間の留学生活は当初予想していたことを超えてはるかに本当に色んな経験をさせて頂き、この3年間を通して得たものは英語、学位を超えてすごく多岐に渡ります。

今3年を振り返ってみると、早かったような長かったような、でもすごく濃く充実した毎日でした。一年目に初めてAICに着いたとき、国籍豊かなチームメイトにとてもワクワクし、チームメイトの話す英語が英語と認識できず、何か別の言語だと思ったそんな日から、マスター課程を修了するまで、本当に周りの方の多大なサポートがあって今の自分があると思います。

一年目、本当にサッカーも勉強も英語がわからず、次に何が起こるかわからない中で、状況についていくのにいっぱいいっぱいでホームシックになる余裕もないほど目の前のことをこなすのに必死な日々でした。一年目を終えてアメリカの大学ではこんなに勉強するのかと、サッカーのスケジュールにプラスで受験勉強な毎日を経た一年目の終わり、無事に終了できたのかの結果もわかる前にすでに達成感のようなものでいっぱいだったのを覚えています笑。一年目が終わる頃にはまだ慣れない英語でチームを探し、WPSLのTulsa Spritというオクラホマ州のチームでサマーリグに参加させて頂き、学外さらには州外でまたサッカーを通して新しい経験を積ませて頂きました。

二年目からはできるようになったことが少しずつ増えていき、新しく合流したチームメイトをサポートする側にまわったり、チーム一丸となってNCAA,Div.2のFinal4を成す経験や、大学院での勉強がスタートしたこと、課題量が一気に増した中でのサッカーとの毎日の両立など毎日を忙しく過ごし、アメリカでの車の運転もし始め、学外への行動範囲を広げることができました。二年目の終わる夏には、学外でCPTという制度を使い、初めての英語での面接を経てFull-timeでスポーツキャンプのカウンセラーとして働きながら、夜のサマークラスとローカルリーグでのサッカーの両立など今までで一番忙しい夏を過ごしました。夏の初めに参加させて頂いたフィンランドヘルシンキでの世界女性スポーツ会議は、英語で理解が可能になったからこそより意味のあるものになり、すごく貴重なものを見て聞いて、今まで知らなかった世界を知り多くの刺激を受けました。

三年目は学内での仕事を増やし、秋学期にはサッカーのシーズン終了とともに競技生活を引退し、最終学期は学業の集大成となりチームでセメスターを通しての今までで一番大きなプロジェクトを終え無事卒業を迎えることができました。最終セメスターは本当に色々なことがあり、今振り返るとたった4か月だったのかと未だに信じられない気持ちでいっぱいです笑。渡米から簡単な三年間のハイライトをしてみても、サッカーと勉強をする目的で始まった留学生活でしたが、それ以上に本当に多くのことを経験させて頂いたなあと、色んな喜怒哀楽を経て、日本からそして現地アメリカでサポートを下さり、私一人では何も始まらなかったこのアメリカでの三年間の留学生活色々なことを可能にしてくださった方々への感謝の気持ちでいっぱいです。

サッカー引退において、たくさん悔しい思いもしましたが、引退前はとてつもなく寂しい気持ちになり、サッカーを通してこれまでの自分の人生の中で本当に多くの出会い、大事なことを学ばせてくれたことを改め実感し、実際に終えて、最後の試合では、渡米前の大学で最後になった試合で本当にやりきれなかったあの思いをすることはなく、そんな当時の自分と比べてしっかりとけじめをつけられた自分がいることをしっかり実感することができ、まだまだ改善できた点、課題もたくさんありましたが、本当に長い間ここまで支えて下さった多くの方々への感謝を強く感じました。学校のAthletic Departmentのインターネットを通した試合のLive配信で、幼い時からずっと応援してくれた日本の両親にもプレーする姿を見せることが出来て良かったです。

ここに書ききれないことの方が多く、3年間で経験させて頂いたことをここに集約するのはとても難しく、伝えたいこともありすぎなのか、まとまらなすぎなのか(笑)という感じですが、私が一番伝えたいことは、これまでの3年間に渡る留学生活を支えて下さった方々一人ひとりへの感謝の気持ちに尽きます。ブリッジを通してみーみ・かなぴーに出会い、本当に尊敬するAICのコーチと繋げて頂き、AICで出会ったコーチを含むチームメイト、クラスメイト、教授、スタッフの方、家族のように迎え入れてくるAmerican Familyたち、きっかけはわからないけど知らぬ間に仲よくなった友達、色んな経験をさせて頂き、日本や海外で頑張る方々に多くの刺激を受け、そしていつも日本から支えてくれた家族、友人、本当に多くの方々に感謝の気持ちしかありません。

簡単な感想文となりましたが、みなさん、本当にありがとうございました。何でもない私がここまでサッカーを続けることができ、そして大学院を出られたのは本当に周りの方々のサポートのおかげです。留学をサポートして下さった方々を含め、この三年間+での出会いが私の財産です。これまでの出会いを大切にして、この留学生活を通して出逢えた方々から教わったこと、経験から学んだことを、この先どこかで還元できるよう、常に感謝の気持ちを忘れずこれからも進んでいこうと思います。


野田直美