りおの感想文です!

留学4年目のMisssouri Valley Collegeに在籍している田中りおです。
実はプレシーズン中に、今年の最初の公式戦でアキレス腱を断裂して、この学期は日本で手術をするために休学しました。怪我して6日後には学校の授業が始まることもあり、これからどうするのか早めに決めなければいけませんでした。そしていろいろ悩んだ結果、日本に帰国して手術をし、今学期は日本でオンラインの授業を2つ受講することにしました。
2020年5月卒業のために今学期必ず取らなければいけないけれど、オンラインで提供されていない授業があり、1学期間休学することで卒業の時期が遅れる可能性がありました。急いで授業のスケジュールを考えてくれる担当者に相談しにいき、私の学部の責任者に事情を説明した結果、予定通り卒業できるように別の指定された授業を取ればその授業を満たしたことにしてくれると許可をもらうことができました。必死に自分の状況を説明して良かったとほっとしました。他にも授業料や寮のキャンセル料の交渉などやることが多くて、簡単ではありませんでしたが、怪我して3日後には学校でやらなければいけなかった手続きを全て終わらせて無事日本に帰国できました。あっという間の出来事で、短期間で帰国を決断し、搭乗前日に帰国のフライトを予約したり授業スケジュールの調整も終わらせられたことに今更ながら驚いています。
せっかく久しぶりに秋に日本に帰ってきたのだから、オンラインの授業をしっかりとりつつ日本を楽しもうと思っていました。しかしまさかの1回目の術後に感染症になってしまい、約1カ月間の抗生剤投与と2度目の手術をしたことで、約1ヶ月半の入院になりました。退院したら秋も終わっていて冬に入りかけていたので、悲しくなりました。
今はまだ走れませんが、足を少し引きずりながらもゆっくり歩けています。3ヶ月間断裂した足を地面につけることができず、普段の生活ですら大変でしたが、今は治ってきていて本当に嬉しいです。まだ再断裂の可能性も低くない時期なので、はしゃぎすぎず気をつけて生活していきたいと思っています。

怪我して帰国すると決断した時に、チームメイトやコーチに伝えるのは本当に辛かったです。最初はどういう反応をするのか不安でしたが、チームメイトやコーチが温かい言葉をかけてくれ、中には泣いて話を聞いてくれる人もいました。そして私が帰国する日にみんながそれぞれ書いた手紙をくれました。チームのために何もできなかった申し訳なさでいっぱいでしたが、チームメイトが私のことをここまで気にかけてくれていたのが本当に嬉しかったです。
そして怪我をして歩くことも自分の荷物すら運ぶのが大変だった時に多くの人に助けてもらいました。学校の友達や、アメリカ国内線のフライトが5時間も遅れて、国際線の搭乗時間に合わなかったときに素晴らしい対応をしてくれたANAの従業員さん達や、空港でフライト時間に間に合うように松葉杖で急いで歩こうとして顔面から倒れたときに助けてくれた人や、ここではあげられないくらい多くの人に助けてもらい本当に感謝の気持ちでいっぱいです。私も怪我をしっかり治し、これからは困っている人の力に自分がなりたいと思いました。

予定ではあと1学期無事に終えれば卒業です。今までなんとなく過ごしてきてしまったこともあるので、最後の学期は足に気をつけながら今学期の分も楽しもうと思います。約5ヶ月ぶりに学校に戻るのが楽しみです!

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