フランクリンピアス1年目のみどりのレポートです。

フランクリンピアス大学1年目の大野翠です。
ここニューハンプシャー州にきて、4ヶ月が経ちます。
ニューハンプシャー州がどこに位置するのかも把握していなかった中、日本の家族、友達、たくさんの仲間に暖かく見送ってもらいスタートしました。

プレシーズンが始まり、時差ボケを治すのに苦労したことがもう1年前かのように感じます。シーズンの途中から、監督求めているプレーをうまく自分の中で解釈できず、感情的になって監督とうまくコミュニケーションが取れずに苦しい時期もありましたが、その度に 「出来事には全て意味がある」と自分に言い聞かせていました。一年早くフランクリンに来ている沙弥には、英語で想いを伝えられずモヤモヤしている自分と、監督やチームメイトとの架け橋になってもらったり、生活のコツを教えてもらったり、本当に助けてもらいました。アメリカでのサッカーは想像していた通りのフィジカルサッカーで、足元の技術よりもいかに体の大きい選手に勝つかという、フィジカルの技術を求められました。試合中に聞いたこともないような大きなバチバチという肉体の音がするのも一つの経験でした。この激しいサッカーのスタイルに加え、短いシーズンに1年分の試合を詰め込んでいることもあるせいか、フランクリンでは重度の負傷者が5人以上も出ました。カンファレンスに行けなかったことがとても悔やまれますが、毎試合気づきがあって次につながるシーズンに出来ました。

生活面ではセメスターの途中から、ルームメイトがチームメイトのブラジル人に変わり、沢山のイライラとそれ以上の笑いをもたらしてくれました。彼女は最初の頃全く英語ができなかったのですが、フレンドリーで暖かく、パーティ大好きなこともあり、4ヶ月で私が見た誰よりも英語が上達していました。彼女は自分のコンディション作りが下手ですが、試合で結果を出してしまうのでさすがブラジル人です。大事な試合が控えた日の真夜中1時と3時に、鍵を忘れたから開けてくれと電話が来たときは携帯をへし折りかけましたが、彼女から学ぶことが多かったです。こういった様々な国籍の人達と交流できるのもアメリカ留学のメリットだと思いました。

持てる時間でできる限り英語に触れることを意識して生活していました。シーズンの途中から寮のカフェテリアでバイトをし、仕事中にみんなで踊りだしたりする愉快なところで仕事ができました。どんなときでも楽しむことを忘れない、ここの人達が暖かくて大好きです。また、アメリカに来て日本の良いところが沢山発見できたことと、日本人であることに心から誇りが持てたことも大きな収穫です。日本で応援してくれている仲間、家族の後押しがあるから、向上心を失わずに最初のセメスターが終えられました。また、このような道を作ってきてくれた先輩方、直美さん、あやさん、みーみさん、かなぴーさん、本当にありがとうございます。まだまだサッカーも英語も満足いかないレベルなのでさらなるレベルアップを図りたいと思います。