2014年シーズン感想文 品田彩来 (留学4年目)

4回生としての最後のシーズン、また大学生としての最後のセメスターを終えました。
今年は、本当に多くの人のサポートを感じる年になりました。
最後の年、最後のシーズンを4年間で最高の年にしたい。8月にニューヨークから帰ってきた時にその想いでいっぱいでした。けど、プレシーズン3日目にしてリスフラン靭帯損傷と骨折ギリギリの怪我をしてしまい、6週間もしくは2ヶ月は離脱だと医者に言われました。スケジュールを確認したら17試合中8試合は6週間以内。初戦は母校作陽高校との練習試合。両親が4年目で最後だからとケンタッキーにはるばる来てくれたのも最初の2試合の期間。
正直、いつも以上に落ち込みました。でも、毎日感じる多くの人の思いやりと、両親の「試合のためじゃなくて会いに来たんだよ」という言葉のおかげで、前向きに考えることができました。
リハビリをして、5週間たって、チームに戻ることができました。けど、少し早かったのと、リスフランの影響で今度はアキレス腱をいためてしまい、また離脱。2週間たって戻ってきて今度はまたリスフランが痛くて離脱、戻ってきて今度は太ももを肉離れして離脱、やっと戻って来られたと思ったらまた太もも肉離れ。気づいたら全米トーナメントの時期になっていました。
最初は半分の試合に出られないことで落ち込んでいたのに、気づいたらそれ以上になっていました。けど、最後の一番大事な全米のタイミングで、今年一番万全な状態の自分がいました。
体力をつける期間もほとんどなくて、試合時間もすごく毎試合限られていたけど、4年間で最高のパフォーマンスを最後の全米選手権ですることができたなって今振り返ると思います。
結果、全米優勝をみんなで得ることができました。
個人賞として、全米のオールトーナメントチーム、Most Outstanding Offensive Player of the Yearにも選ばれました。
悔しい、苦しいこともたくさんあった年でした。けど最後のシーズンとしてやりきることができたと思います。今年だけじゃなく、4年間通して本当にたくさんの人にサポートしてもらい、感謝でいっぱいです。最後、全米優勝として終れたことで少しでも恩返しができていたらいいなと思います。
クラスも全部単位を取ることができました。冬の授業であと3単位を足して卒業が確定するのが待ち遠しいです。ブリッジには本当に感謝しています。